其角 切ラレたる夢は誠か蚤の跡 7月21日(旧暦 六月四日)金曜日

切ラレたる夢は誠か蚤の跡 其角

「 怖(オソロシキ)夢を見て」と前書*があります。

去來曰、「其角は誠に作者にて侍る。わづかにのみの喰つきたる事、たれかかくは謂つくさん。」先師曰「しかり。かれは定家の卿也。『さしてもなき事を、ことごとしくいひつらね侍る。』ときこへし評に似たり。」(「去来抄」の「先師評」)と、驚いた去来に対して芭蕉が評したという其角の有名句です。

花摘の元禄三年六月十六日(1890年7月21日)の条での詠です。

*「五元集」での前書は、「いきげさにずてんどうとうちはなされたるがさめて後」とあります。「いきげさ」は「袈裟懸け」、「ずてんどう」は「ずってんどう」「ずでんどう」とも。激しく倒れるさま。

chatGPT斎 今日の一句  複眼の 夢映し出す 夏の虚実

以下、「(公益社団法人)俳人協会・俳句文学館」HP「今日の一句:2022年07月」の「七月十四日」欄からの引用です。

暑きつつ夢作りつつ相馬遷子

暑い夜の眠り、それは浅い眠りである。夢のつづきを自分で作りながら眠っている。半ば覚醒、半ば睡眠の状態である。一種の創作なのだが、目がさめると夢の筋は忘れてしまう。(堀口星眠)

「相馬遷子集」
脚註名句シリーズ一( 一〇)

コメント

このブログの人気の投稿

芭蕉 ちゝはゝのしきりにこひし雉の声 4月27日(旧暦 三月八日)木曜日

芭蕉 夏草や兵どもが夢の跡 6月29日(旧暦 五月十二日)木曜日

蕪村 岩倉の狂女恋せよ子規 5月24日(旧暦 四月五日)水曜日