山頭火 いちめんの菜の花の花ざかりをゆく 4月17日(旧暦 閏二月二十七日)月曜日
いちめんの菜の花の花ざかりをゆく 山頭火
昭和14年(1939年)4月17日(旧二月二十八日)84年前の今日の詠です。
3月31日小郡の其中庵を出立した山頭火は、4月12日愛知に入り、16日には八ツ橋の業平塚や無量寿寺から今の刈谷市の南部辺りにかけて「吟行」しました。そして今日17日もしくは18日に知多半島を横切り伊勢湾側に出ていますので、掲句はその途次のものです。その後、海伝いを歩き19日三河湾側の師崎港で「二三杯ひつかけ」てから、福江に渡り「よさゝうな宿を見つけ」宿泊。翌20日、山頭火は伊良湖崎で杜国の墓や芭蕉の句碑を懐かしみ、波音の墓のひそかにも 風のてふてふいつ消えた 波音のたえずして一人 はじめ多くの句を「旅日記 昭和十四年」に書き残しています。
chatGPT斎 今日の一句 黄色い海 波打ち際に 菜の花一面

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