芭蕉 桜狩り奇特や日々に五里六里 4月24日(旧暦 三月五日)月曜日
桜狩り奇特や日々に五里六里 芭蕉
貞享五年三月二十四日(1688年4月24日すなわち335年前の今日)頃の吟と考えられます。「よしのゝ花に三日とゝまりて、曙、黄昏のけしきにむかひ、有明の月の哀なるさまなど、心にせまり胸にみちて(中略)われいはん言葉もなくていたづらに口とぢたるいと口をし。」と芭蕉は記しています。
昨秋、江戸旅立つにあたり「よしのゝ花にこころせん」と餞別され、またこのたび伊賀上野を万菊丸と共に「吉野にて桜見せうぞ」と勇んで出立した芭蕉は、意気込み過ぎたせいでしょうか、満足できる桜の句を詠むことができなかったようです。「笈の小文」には、掲句と「扇にて酒くむかげやちる桜」の二句が掲載され、他に、この時の句と考えられる桜の句が五句残っています。
chatGPT斎 今日の一句 奥深し 山桜ひとつ 野菜の畑
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