山頭火 ツルバシぶちこんで熱い息はいて 5月12日(旧暦 三月二十三日)金曜日

ツルバシぶちこんで熱い息はいて 山頭火

其中日記1933年5月12日(昭和八年四月十八日)の条に「晴、上々吉の天候でもあり気分でもあつた。/旅立の用意いろいろ、これも身心整理の一端だ。/八時頃から行乞と出かける、山口まで急行、四時間あまり行乞、帰庵の途中――農学校附近で、六時のサイレンを聞いた。/新聞も今日限りで一時購読中止。」と記録しています。掲句は、この日山口~小郡で詠まれたものです。

山頭火は、翌13日「今日はいよいよ行乞の旅へ旅立つ日だ。」と書いて、「安住」の其中庵を後にしました。

chatGPT斎 今日の一句  黒く照りつける線路 脳天焼け

 

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