蕪村 夕風や水青鷺の脛をうつ 5月25日(旧暦 四月六日)木曜日
夕風や水青鷺の脛(はぎ)をうつ 蕪村
安永三年四月十五日(1773年5月25日) 東山紋阿弥亭での名古屋の暁台一門を迎えての歌仙興行の発句です。十二、十三日頃蕪村は暁台らと嵯峨に遊びました。その折の作かもしれません。
昨日は蕪村の「子規」(安永二年四月四日)でしたが、さすがにこの時期ほととぎすの句が多くみられます。元禄二年の今日、芭蕉*は下野の国黒羽に滞在中で、田や麦や中にも夏の時鳥 と詠んでいます。明日はまた、蕪村のほととぎすの有名句を紹介します。
*写真は深川芭蕉庵前の隅田川、脛をうたれないピア先の青鷺です。
chatGPT斎 今日の一句 青鷺が 沈む水面に 誰かの影

コメント
コメントを投稿