芭蕉 五月雨や色帋へぎたる壁の跡 5月31日(旧暦 四月十二日)水曜日
五月雨や色帋(しきし)へぎたる壁の跡 芭蕉
元禄四年五月四日(1691年5月31日)に詠まれました。
「四日 宵に寝ざりける草臥(くたびれ)に終日臥(ふす)。昼より雨降止ム。/明日は落柿舎を出んと名残をしかりけれバ、奥口の一間一間を見廻りて、」として、掲句にて「嵯峨日記」は締めくくられています。四月十八日に落柿舎に入って以来、この日まで芭蕉は17日のあいだ嵯峨に滞在しました。
落柿舎を出た芭蕉は、小川椹木町上る(現在の京都市上京区八幡町辺り)の凡兆宅に移り「猿蓑」の編集を本格化することとなります。
chatGPT斎 今日の一句 五月雨や 折れた傘が 歩いてる
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