其角 さみだれの名も心せよ節句前 6月7日(旧暦 四月十九日)水曜日

さみだれの名も心せよ節句前 其角

元禄三年五月一日(1690年6月7日)江戸での吟。「花摘」に「五月朔日 壬二集/さみだれとさ月きぬれば/名をかへていかに/ひまなき雨とゝのへば」として、掲句が掲載されています。「壬二集」は藤原家隆の私歌集です。ただ、同集には末句は「雨の景色ぞ」となっているそうです。

今は、こどもの日は晴れ上がった青空にこいのぼりのイメージがありますが、旧暦ではちょうど梅雨時ですから違ったんですね…

Bing亭 今日の一句  五月雨や 花の散るごと 恋も去る

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