其角 鉾にのる人のきほひも都哉 7月12日(旧暦 五月二十五日)水曜日 蓮始華(はすはじめてはなさく)

鉾にのる人のきほひも都哉 其角

「京なつかしく、祇園会をかたり出て」の前書があります。元禄三年六月七日(1690年7月12日)江戸での吟です。  

祇園会の始まりを、京都八坂神社のHPでは、「「貞観十一(869)年、天下大疫の時、宝祚隆永、人民安全、疫病消除鎮護の為、卜部日良麻呂、勅を奉じ、六月七日、六十六本の矛を建て、長さ二丈許、同十四日洛中男児及び郊外の百姓を率いて神輿を神泉苑に送り、もって祭る。是祇園御霊会と号す。爾来毎歳六月七日、十四日、恒例と為す。」と「祇園本縁雑実記」(寛文十年(1670)以降成立)に伝えるとあります。

今日は、七十二候の蓮始華です。

chatGPT斎 今日の一句  祇園会の 騎士の剣に 鯉躍る

以下、「(公益社団法人)俳人協会・俳句文学館」HP「今日の一句:2019年07月」の「七月十八日」欄からの引用です。

鉾の稚児雨の袂を重ねけり髙田正子

両手の会祇園祭吟行二年目。巡行の日までに梅雨が明けず、しかも朝から大雨。〈 雨祓ひ長刀鉾の動き出す〉。濡れるのも厭わず歩き回った。

「 髙田正子集」
自註現代俳句シリーズ一二( 三三)

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