其角 顔あげよ清水を流す髪の長 7月4日(旧暦 五月十七日)火曜日

顔あげよ清水を流す髪の長(たけ) 其角 

「井にかみあらふ賤の女は、おもひもかけぬつや也けり」との前書。元禄三年五月二十八日(1690年7月4日)の詠です。 

梅雨の晴れ間に長屋の井戸端で髷を解き、もろ肌ぬいで髷を解いて洗う。釣瓶で汲み上げた水を俯いたまま長い髪にザーとかけている。たぶん若いおかみさん…

chatGPT斎 今日の一句  髪洗う しぶき散るや 女のゆめ

以下、「(公益社団法人)俳人協会・俳句文学館」HP「今日の一句:2023年07月」の「七月九日」欄からの引用です。

高階髪洗ひをり岡本 眸

町も、家も、人も、すべてがひた濡れるような、雨の昼さがりの閑けさ。

「岡本 眸集」
自註現代俳句シリーズ二( 一〇)

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